E・ゾラ、V・ユゴー、C・クロほか『ユートピア文学選集』(小倉孝誠監訳)が、このたび平凡社ライブラリーから刊行されました。ゾラやユゴーといった見知った名前から、社会学者ガブリエル・タルドの小説、ゴダンというフーリエ主義者のエッセイま ...
ロシアとウクライナの停戦交渉を世界が見つめる日々が続いている。戦闘が始まって3年余、世界はどう変わったのか。「新しい中世」などの著作を通し、現代の国際関係を大きな歴史の文脈でとらえることを提唱してきた国際政治学者、田中明彦さんに聞い ...
トランプ次期米大統領の恫喝(どうかつ)外交が早くも始動した。グリーンランドの売却やパナマ運河の返還を迫り、カナダを51番目の州のように扱う。妄想ともいえる「米国領」拡大論は支持層の愛国心を刺激し、トランプ氏の19世紀型の世界観を映す。
万国博覧会(万博)は19世紀に欧米で始まった。その時代の最新技術や芸術が紹介され、国際ビジネスの舞台となった。本書は幕末から万博に参加した日本が外貨獲得のため茶を米欧に売り込み、「茶道」を世界に広めた歴史を描く。 日本は1867年パリ万博で ...
『世界の多様性〈普及版〉 〔家族構造と近代性〕』(藤原書店) 家族システムと心性 今世紀の古典 人類学者トッドは、評者と同じく団塊の世代に属する。かつて二五歳の新進気鋭の学者は、来たるべきソ連の崩壊を予告したのだから、驚くべき予言で ...
トランプ次期米大統領の発言が世界を揺らしている。中米パナマ運河やデンマーク自治領グリーンランドを掌握する「領土的野心」をあらわにしたかと思えば、国際貿易を損ねる関税強化を繰り返し公言している。トランプ氏を突き動かすのは、高関税の壁 ...
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