日本の戦争と金融の関係を問う際には、横浜正金銀行の存在が必ず浮かび上がる。正金銀行は1880（明治13）年2月に開業し、1887年7月に「横浜正金銀行条例」の公布で特殊銀行となった。

日本は彼の指摘を、戦争のたびに忠実に実行してきた。西南戦争でその萌芽は現れ、日露戦争では米英の投資銀行を味方に付けたことで、満洲や日本海での勝利を引き寄せた。こうして国力に比して規模の大きな戦争を戦い抜いてきた。

日中韓3国で共同編集した共通の教材『新・未来をひらく歴史―東アジア3国の近現代史』が間もなく刊行されます。戦後80年の今、日本の侵略戦争を否定する極右・排外主義の台頭をどうみるか、新教材の役割は何か、執筆に携わった早稲田大学名誉 ...

日本の降伏によって第二次世界大戦が終結してから80年が過ぎた。しかし、日本の戦時史観は急速に変化している。その動きは、政治的な転換と重なり合い、日本の軍国主義復活の危険をはらむ結果をもたらしかねない。そうなれば、東アジア全体の政治は ...

戦後、アジア太平洋諸国への“償い”として始まった日本の国際援助。経済発展とともに、対象も規模も拡大し、1989年以降は世界一の援助大国となりました。トランプ政権の誕生に伴い、援助の現場からアメリカが手を引く中、日本に求められる ...

戦争と音楽。一見あまり関係がなさそうだが、日本の近代の歴史を調べていくと、深いつながりが浮かび上がってくる。軍隊になじみ、支持する国民を育てるため。そして軍国主義体制に協力し、戦争遂行に積極的に加担する国民を生み出すために音楽が ...

シンガポール国立大学（NUS）リー・クアンユー公共政策大学院の「アジア地政学プログラム」は、日本や東南アジアで活躍するビジネスリーダーや官僚などが多数参加する超人気講座。同講座を主宰する田村耕太郎氏の最新刊、『君はなぜ学ばないのか？』（ダイヤモンド社）は、その人気講座のエッセンスと精神を凝縮した一冊。私たちは今、世界が大きく変わろうとする歴史的な大転換点に直面しています。激変の時代を生き抜くために ...

石破茂首相は10日、戦後80年に当たって先の大戦に関する所感を発表した。全文は次の通り。 先の大戦の終結から、80年が経（た）ちました。 この80年間、我が国は一貫して、平和国家として歩み、世界の平和と繁栄に力を尽くしてまいりました。今日の我が ...

シンガポール国立大学（NUS）リー・クアンユー公共政策大学院の「アジア地政学プログラム」は、日本や東南アジアで活躍するビジネスリーダーや官僚などが多数参加する超人気講座。同講座を主宰する田村耕太郎氏の最新刊、『君はなぜ学ばないのか？

9月3日、北京の天安門広場で「抗日戦勝記念80周年」を祝う軍事パレードが行われた。 抗日戦争（日中戦争）の戦勝記念式典にまつわる疑問の答えを探ってみた。 なぜ9月3日？ 1945年8月15日、戦争の終結が国民に告げられた。この日が日本にとっての終戦日と ...

80年前の原爆の出来事について、日本人が思う以上に世界の人は「知らない」という現状があります。ハーバート大・小児精神科医の内田舞さんは、アメリカの学生との対話を通じて、核兵器の恐ろしさや戦争の痛ましい現実を伝えました。核兵器問題が語られる今、過去に公 ...

台湾の映像作家、孫介珩（39）がその写真に目をとめたのは、約5年前のことだった。 1945年10月25日、台北公会堂（現・中山堂）。敗戦国である日本側から、戦勝国である中華民国の代表者に降伏に関する文書が手渡された際の様子を写したものだ。半世紀に ...