1732年春、25歳の誕生日を迎える直前に、リンネはスウェーデン北部の荒涼としたラップランド地方へ調査旅行に出かけた。リンネの関心はあらゆる分野におよんだが、なかでも植物には特別の興味を寄せた。旅行日誌にはラフなスケッチだけでなく、植物へ ...
光合成をしない植物で、絶滅が危惧される「タヌキノショクダイ科」の未知の仲間が鹿児島県の山中で見つかり、分類学上、新たな「属」の新種に認められたと、神戸大や鹿児島大などのチームが発表した。土の中にほとんど埋まっていることから、地中を ...
しかし農作物の3分の1を現在も奪う植物病は、戦争やテロの兵器として実際に研究もなされている脅威の存在なのだ。 植物病理学者・叶木(かのうぎ)准教授は植物病に潜む悪意と対峙し、科学の力で真実をつかむ──!! 静かに潜む脅威と闘う科学者たち ...
『牧野日本植物図鑑』や、牧野博士を主人公とする伝記や小説を読んだことがある人は多いのではないでしょうか。小学校を自主退学し、独学で植物分類学を修め、命名した植物は1,500種、生涯集めた標本は40万点とも言われています。しかし、こうした ...
高知市五台山の高知県立牧野植物園で、佐川町出身の植物学者・牧野富太郎博士(1862~1957年)が描いた 掛図 ( かけず ) が新たに発見された。博士が掛図を描いた記録はなく、新出資料の可能性が高いという。「普通植物掛図」(出版年不明 ...
[国立大学法人岡山大学]名古屋大学と岡山大学、神戸大学の共同研究成果プレスリリースです2025(令和7)年 10月 27日国立大学法人岡山大学https://www.okayama-u.ac.jp/<本研究のポイント>- CORD遺伝子が細胞分裂の方向を制御することを発見した。- CORDタンパク質は中心体を持たない植物細胞において紡錘体(ぼうすいたい)の向きを制御していた。- CORD遺伝子のは ...
「日本の植物分類学の父」と呼ばれ、NHKの連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルとなった植物学者・牧野富太郎氏(1862~1957)。彼の生涯や植物標本などを紹介する企画展「MAKINO展」が、大阪市東住吉区の市立長居植物園・花と緑と自然の情報 ...
アートと文化を幅広く紹介する月刊誌「芸術新潮」7月号では、 「牧野富太郎博士の愛したフローラ」と題し、 「日本の植物分類学の父」とも称される牧野富太郎を64頁で大特集。 「生き方篇」「お仕事篇」「足あと篇」の三章立てで、 その事績をたっぷり ...
さて、いよいよ「シン・マキノ伝」の締めである。ここでは牧野の植物研究を改めて振り返り、総まとめとしたい。 牧野富太郎が94年にわたる長き人生において成し遂げたこと、言い換えれば後世から高く評価されていることは、二つにまとめることが ...
この夏、上野公園・国立科学博物館で「植物学&建築学」をテーマにした企画展が開催されます。今回はあの竹中工務店に由来を持つ「竹中大工道具館」との共同企画展。日本建築に携わる「匠」の技が、日本の自然や植生と深く関わっていることに驚かさ ...
現在放送中のNHKの朝の連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルとなった植物学者・牧野富太郎博士(1862~1957)。牧野博士の植物へ傾けた情熱やその人柄について、ひ孫の牧野一浡(かずおき)さんに伺いました。お会いしたのは、お二人にとって ...
明治27(1894)年、日本と清国の戦争が始まりました。朝鮮進出を巡って両国の利害が対立して軍事衝突に至ったのです。日本軍は戦いに勝利して、翌年に講和条約を結びました。下関条約です。清国は朝鮮の独立を確認し、日本は遼東半島や台湾 ...