近年東海地方を襲った豪雨や猛暑は、黒潮の「大蛇行」で水蒸気量が増え、大気が不安定化したことが一因であることが明らかになった。東北大大学院理学研究科の杉本周作准教授が高解像度の気候シミュレーションを用いて分析し、2020年7月の豪雨 ...
茨城大学と京都大学(京大)は9月12日、分子動力学計算による数値シミュレーションを用いて、気体と液体が共存する状態で重力に拮抗する弱い熱流をかけると、沈んでいた液体が気体の上に浮き上がり浮遊し続けることを発見したと共同で発表した。 同成果 ...
災害級の大雨をもたらす「線状降水帯」の発生頻度が高まるなか、予測精度の向上が喫緊の課題となっている。主要因の水蒸気量を調べるため、気象庁は6月から航空機や無人探査船による直接観測に乗り出した。メカニズムの解明を通じ、防災力の向上を ...
2月の道東太平洋側の記録的な大雪について、気象庁などの研究チームは、地球温暖化による気温や海水温の上昇で大気中の水蒸気量が増え、降雪量が増加したとする分析をまとめた。十勝地方ではピーク時に約1割増えたという。 2月3~4日は、北海道 ...
準天頂衛星「みちびき6号機」が2日、H3ロケットで打ち上げられた。地球上での位置を測るための衛星だが、天気予報にも活用しようという挑戦も始まっている。 ANAホールディングス(HD)の高崎恵以子さん(30)が発案したのが、人工衛星と航空機を ...
日本の真夏の「蒸し暑さ」が一段と厳しくなっている。日本経済新聞が気象データを分析すると、主要都市の湿度が近年急速に高まっていることがわかった。海の温暖化で、記録的な量の水蒸気が列島に流れ込んでいるためだ。東京の湿度は熱帯性気候の ...
日本列島では30日にかけて、台風10号が接近した九州や四国だけでなく、関東や関西など各地で記録的豪雨となった。台風から離れた地域で大雨となった理由について、専門家は、はるか南の海上から大量の水蒸気が流れ込む「大気の川」と呼ばれる ...
中村氏はこの高い海面水温が水蒸気量の増加に寄与した可能性が高いと指摘した上で、今後も日本近海の海面水温が高い傾向が続くと予想されることから、台風や秋雨前線が停滞すると10月も全国各地での豪雨災害への備えが必要、と警戒と注意を呼び掛けた。
令和6年(2024年)7月8日は、梅雨前線が東北地方に停滞し、この梅雨前線に向かって南から暖かくて湿った空気が流入し、晴れて強い日射があったことも加わって、西日本から東日本の太平洋側では記録的な暑さとなりました。 7月8日に全国で気温が一番 ...
株式会社Eサーモジェンテック(本社:京都市、代表取締役:岡嶋道生)は、通常の熱電材料BiTeによるフレキシブル熱電発電モジュール「フレキーナ」の開発に成功し、それを用いて、環境中に排出されている莫大な低温排熱から、初めて実用的なコスト ...