自民党と日本維新の会による新政権が動き始めた。政権運営には与党間の政策調整が欠かせない。自維両党は自公政権の「2幹2国」や「与責」の枠組みをベースに体制を整備する。政策決定の仕組みは連立政権の命運を握る。10月上旬、自民党総裁に高市早苗氏が選ばれた後 ...
自民党は6日、連立を組む日本維新の会と「与党政策責任者会議」(与責)を開き、与野党6党で合意した「ガソリン減税」を了承した。与責は自公政権下で培った枠組みで、政策決定の最終関門。維新ともその機能を果たしていけるのか、自維連立の試金石となる。
周知のとおり、自民党は10月4日の総裁選での高市総裁選出の後、10日の公明党の連立離脱、15日の維新との連立樹立の大筋合意を経て、やっと高市内閣の発足にこぎ着けた。そこまで、石破茂前首相の交代による新局面で、自民党は最初、「自公連立継続」を前提に、国 ...
政治学者・中北浩爾による著書『自公政権とは何か―「連立」にみる強さの正体』(ちくま新書、2019年刊)の重版が決定した。2025年10月10日に公明党の斉藤鉄夫代表が自民党との連立離脱を表明したことを受け、同書への関心が再び高まっている。
自民党の河野太郎元デジタル相が2025年10月23日、Xを通じて「自公政権が公約にした2万円の給付」の中止を報告した。「2万円を給付するという政策は行わないものとする」長らく連立政権を組んできた自民党と公明党だが、公明は10日に連立を離脱。自民党は新たに日本維新の会との連立政権を組むこととなった。自民党と維新の会は20日に署名した連立政権合意書で、自公政権のもとで7月の参院選の公約とされていた2万 ...
連立関係が決裂危機にあった自民党と公明党の党首会談が10日午後に行われた。終了後に公明・斉藤鉄夫代表が「自公連立政権については一旦白紙とし、これまでの関係に区切りをつける」と「連立離脱」を表明した。自民・高市早苗総裁は「一方的に連立離脱を伝 ...
26年の連立関係が決裂危機にあった自民党と公明党の党首会談が10日午後に行われた。終了後に公明・斉藤鉄夫代表が「自公連立政権については一旦白紙とし、これまでの関係に区切りをつける」と「連立離脱」を表明した。高市総裁は「一方的に連立離脱を伝え ...
報道各社が実施した世論調査で 高市早苗内閣 の支持率は軒並み高水準で、石破茂前政権に比べて倍程度で推移している。こうなると当然、その余勢を駆って高市氏が衆議院の解散に打って出るのではないかとの観測も浮上するわけだが、実態はどうなのか。
高市政権は少数与党体制でのスタートであり、しかも26年間に亘って継続してきた自公連立体制に終止符を打ち、新たに日本維新の会による閣外協力という不安定な体制での船出になっている。高市首相は24日(金)に就任後初の所信表明演説を行い、物価高への対応に最優 ...
先月まで同じ与党だった両党のトップが初めて国会で相まみえました。連立を離脱した公明党の斉藤代表は安全保障政策や政治改革などについて高市政権の考えをただしました。 公明党 斎藤代表 ...
この四半世紀、自公政権は「リスクの個人化」を進めてきた。私たちは生きているとさまざまなリスクに直面する。そのリスクに対して、十分な行政サービスが行われず、事業のアウトソーシング(民間への業務委託)を進められるのが「リスクの個人化」である。「小さな政府型」や「自己責任型」と言い換えてもよい。安倍内閣はここにパターナリズム(父権主義)を加えた。リベラルな価値観を敵視し、強い力をもつ人間が個人の価値観に ...
政権安定のため、99年1月には小沢一郎氏率いる自由党と連立を組むことになった。だがそれでも参院では過半数に届かなかった。 細川政権で行動を共にした小沢氏の自由党がすでに自自政権を作っていたこともあったのだろう。安定政権を模索する自民党と ...