『日本書紀』といえば現存する日本最古の正史として知られていますが、駒澤大学名誉教授の瀧音能之氏は、その中に記されている「スサノオの降臨譚」について興味深い異伝が存在していると指摘します。 天上世界で狼藉を働き地上に追放されたスサノオ ...
印刷ページの表示はログインが必要です。 「三韓征伐」によって、高句麗・百済・新羅など朝鮮半島諸国は日本に服属するようになった――。現在ではこうした『古事記』『日本書紀』の誇大な記述を肯定する研究者はいないものの、一方で、「朝鮮半島に ...
神話と歴史が交差する古代日本。当センター研究員である金澤正由樹は、その謎に科学の力で迫る一冊、『古代史サイエンス2』を出版しました。 本書は、最新の英語論文とゲノム(DNA)解析などのハイテクを駆使し、従来の常識を覆す新たな視点で、神武 ...
2024年12月5日(木)に、『歴史道(れきしどう)』別冊スペシャル「古代史の謎を解く!」(週刊朝日MOOK)が発売になりました。『歴史道』本誌の大人気テーマ「古代史」を再編集したベスト版となる今回の別冊スペシャル。卑弥呼と邪馬台国の謎、『古事 ...
近年、古代史に関する新発見や発掘調査による新たな見解が、度々世間を賑わせている。そして、日本史の教科書において、この数十年で最も大きく歴史に対する認識・解釈の違いが発生したのが古代といっても過言ではない。最新の研究・調査結果によっ ...
奈良時代に完成した「日本書紀」に、先天異常を有した可能性がある天皇や当時の人々らに関する記述が計33例あり、5タイプに大別できると京都大学の研究グループが論文にまとめ、発表した。古代史を医学的な視点で研究した例はほとんどなく、京大白眉 ...
再現された邪馬台国の祭祀の様子。(写真提供=PIXTA) 天皇ゆかりの地に卑弥呼の館がある!? 卑弥呼は、日本の古代史のみならず、日本史全体のなかでも最も知られた人物のひとりである。しかし、卑弥呼のことを知る手がかりは、中国の陳寿(ちんじゅ ...
関: 古事記の序文には「現存する歴史書には多くの虚偽が加えられているため、その誤りを正さなければ本当のことはわからなくなってしまうだろう」という天武天皇の言葉が登場します。これが、古事記編纂のきっかけです。
奈良時代初頭、わずか8年違いで編まれた「古事記」と「日本書紀」。「古事記」は神話と伝承に彩られた牧歌的な書物、「日本書紀」は日本古代の正史と見なされている。しかし、ともに天武天皇の命で編纂されたと伝わるこの2冊は、まるで正反対の立場 ...
天智天皇の弟と子が争った古代最大の内乱といえば、壬申の乱(じんしんのらん)です。 なぜこの争いは起きたのでしょうか?かつては、天智が子の大友皇子を即位させようと謀略を図ったからだとされてきました。 『日本書紀』の壬申紀(天武天皇の事績 ...
『古事記』『日本書紀』を史料として扱うための方法論 ――本書の中でも細かく検証されていましたが、『日本書紀』には信憑性に疑問符がつくような箇所も少なくないそうです。しかし、だからと言って史料として役に立たないというわけでもないのです ...
一部の結果でアクセス不可の可能性があるため、非表示になっています。
アクセス不可の結果を表示する