楕円銀河でシェル構造が形成される理由のひとつとして推測されているのが、矮小銀河との衝突・合体です。現在私たちは、合体から数億年が経ったNGC 474を観測している可能性が考えられます。
木村:構造化電波の社会実装のメインとして考えているのは都市インフラの監視や環境モニタリングです。都市インフラは労働人口が減少するにつれ監視が行き届きにくくなりますが、宇宙からの監視で広範囲にインフラのデータを取得できれば、インフラの老朽化をいち早く見 ...
第15回アジア・オセアニア気象衛星利用者会議・2025年風雲気象衛星国際利用者会議で28日、風雲3号H衛星(以下「H星」)の初観測画像セットが公開された。H星に搭載された9台のリモートセンシング機器のうち6台がすでに起動し、軌道上での試験運用が行われ ...
近年、太陽とスペクトルが似た若い星の観測により、観測史上最大級の太陽フレアである1859年の「キャリントン・フレア」を超えるスーパーフレアが高頻度で発生していることがわかってきた。こうした観測結果は、40億年以上前の若い太陽も極めて活動的で、頻繁にス ...
地球最古級の岩石の一部に含まれている結晶の化学的性質には、太陽系が宇宙空間を移動している間に起きた隕石衝突の発生周期が記録されている可能性がある。 研究を率いたオーストラリア・カーティン大学の教授で、同大学地球惑星科学部フロンティア ...
質量が太陽の10〜100倍という大質量星は、短時間に強烈な光を放つ超新星爆発でその生涯を閉じる。その際、恒星の外層を構成する元素が吹き飛ばされてその内部がわずかに観測できるのだが、2021年に発見された超新星SN 2021yfjは、なんといちばん深い「骨 ...
アマテラス粒子は一体、どこからやってきたのでしょうか。私たち研究者は、おとめ座銀河団の中心にある活動銀河核M87などの候補天体の方向から到来したのではないかと期待していました。しかし、驚くべきことに、宇宙の大規模構造では「局所的空洞 ...
アメリカの宇宙研究企業Varda Space Industriesは、地球上では製造不可能な新しい医薬品を宇宙で製造する取り組みを進めています。Varda Space Industriesは、民間企業として初めて宇宙で医薬品を合成し、無傷で地球に持ち帰ることに成功し、微小重力下で起こる結晶化プロセスが地球の重力環境に戻った後でも保持されることを実証したと主張しています。
宇宙をテーマにした日経フォーラム「宇宙の未来」(日本経済新聞社主催)が10月31日、都内で開催された。宇宙産業の関係者らが大手企業とスタートアップの連携や海外との協力について議論した。東京大学大学院の中須賀真一教授は宇宙産業への参入を考える企業に対し ...