15年前のJAL「倒産→復活」は特筆すべき企業再生の成功事例だった。その背景として忘れてはならないのは、それが自民党から民主党への政権交代時に起きた奇跡だったことだ。しかし自民党の与党復帰に伴い、その事実は葬り去られる。その理由とは何か。JAL再生を ...
政権交代のある日本政治を目指して進められた1990年代の政治改革。しかし政権交代が実現したのは一時期にとどまり、競争のある二大政党制への道筋も見えていない。そもそも政権交代とは何であり、その意味を現在にどう探ればいいのか。かつて改革推進に尽力した政治学者の飯尾潤さんに聞いた。
政権交代可能な二大政党制を目指した平成の政治改革から30年余。この間、自民党一党優位の期間が長かったものの、政権交代はいったん実現し、二大政党制が近づいた時もあった。しかし今回の参院選で自民は議席を減らし、野党第1党の立憲民主党も増えず、上位2党の議席占有率は6割を下回った。モデルとした英国でも、二大政党制では多様な民意を拾いきれないという限界が指摘されている。少数与党による政権運営と多党化の時代 ...
周知のとおり、自民党は10月4日の総裁選での高市総裁選出の後、10日の公明党の連立離脱、15日の維新との連立樹立の大筋合意を経て、やっと高市内閣の発足にこぎ着けた。そこまで、石破茂前首相の交代による新局面で、自民党は最初、「自公連立継続」を前提に、国 ...
1955年の自民党結党以降、5度目の連立政権となった高市政権は、高支持率が示すように好調なスタートを切った。近著『戦後80年の取材証言』を刊行し、戦後政治を追い続けてきた筆者が、自民党70年の攻防の視点から連立政権の歴史や形態について解説する。
【読売新聞】POINT ■7月の参院選以降、「多党化が進み、政治の安定が損なわれている」との議論が起こっているが、多党化現象は「平成の政治改革」から常態化している。 ■野党間のライバル意識が強くなり、自民党中心の政権に代わる連立政権 ...
トーマス・フランク新体制では、アンジェ・ポステコグルー前体制で課題だった攻守のバランスが改善されており、リーグ戦における1試合平均の失点数は「1.71」から「0.8」に減少した。 勝利にこだわるディテールの部分では、フランク監督がブレントフォードから持ち込んだ「セットプレー」にこだわる文化が好影響を与えている。
第41回 平成8年10月20日 ...
「強い経済」を掲げた高市早苗内閣の出足が好調だ。報道各社の世論調査によると、内閣支持率は石破茂内閣最後の前回調査から大きく上昇。参院選で自民党から国民民主党や参政党に流れた若年層や保守層からの支持の回復が鮮明だ。