今週号の記事で取り上げた日本盲教育史研究会に参加しました。会場の京都ライトハウスには例年を上回る70人を超える参加者があり、3分の1ほどが点字使用者でした。 印象に残ったのは、9月に『箏曲点字楽譜の誕生』(六花出版)という主タイトルの著書を出された村山佳寿子さんの発表です。口伝による教習で受け継 ...
女性参政権から80年の今年、憲政史上初の女性首相が誕生した。男性中心の政治の世界で高市早苗首相が「ガラスの天井」を破った意義は、大きいだろう。ただ、これはゴールではない。続く女性たちが多様に活躍できる土壌づくりにこそ、力を入れてほしい。首相は世襲政治 ...
【ワシントン=飛田臨太郎】米民主党の重鎮であるペロシ元下院議長が6日、政界を引退すると表明した。現在85歳で、米国史上初めて女性の下院議長を務めた。民主党内の世代交代の象徴的な事例となる。2026年秋の米連邦議会下院選への出馬を見送る。ペロシ氏はX( ...
日本と韓国が基本条約に調印し、国交正常化してから今年で60年。この間、両国の政治外交は緊張と緩和を繰り返したが、文化面では相互交流が進んだ。両国のこれまでを振り返り、これからを考える。 イベント情報 ...
もちろん「文化左翼」は、人種や性別に関する言葉遣いの適正化、いわゆるポリティカル・コレクトネスでは大きな意識改革をもたらし、「アメリカは30年前よりもはるかに人を侮辱することのない社会になってきた」(ローティ)。
学校法人跡見学園(東京都文京区、理事長:跡見裕)は10月28日の理事会で、2025年度末で任期満了を迎える小仲信孝学長の後任に、文学部長を務める森まり子教授を選任しました。1965年の女子大学設立以来、女性の学長就任は初めてです。任期は2026年4月 ...
「日本人ファースト」という米トランプ政権を模倣した日本版の標語が、日本の縁(へり)として「外地」扱いされてきた近代史をもつ沖縄でも耳を驚かす昨今である。日本人を守ることを第一にしようということのようだが、内実は移民や外国人労働者の排斥をもくろむ政治的 ...
高市早苗 内閣が発足し、憲政史上初の女性の首相が誕生しました。私たちは「初の女性首相」をどう捉えるべきなのでしょう。 政党内閣 制の研究で定評が高く、2010年代から市川房枝にも注目してきた政治学者の村井良太さんに、日本の歴史における「今」と「これから」について聞きました。
『少年日本史』という本がある。1970年11月時事通信社から刊行された。その後、皇學館大学出版部から同名で、また1979年には講談社学術文庫の一冊として『物語日本史』と改題の上で刊行されたこの本の著者は平泉澄である。1895年2月生まれの平泉は、1970年11月当時ですでに75歳、「児孫への最後の贈物、つまり遺書」のつもりで書いたとは本人の弁である(講談社学術文庫版、上巻「序」、5頁)。平泉が没し ...
「太平洋戦争史」には、「奉天事件より無条件降伏まで」というサブタイトルが付されていた。この戦争が軍国主義者によっていかに無慈悲に遂行され、いかに侵略性を帯びたものだったか、またその真実が国民に隠蔽されていたために、どれほど重大な被害がもたらされたかについて、GHQ史観と言うべき見方で、歴史的な経緯が語られる。そして、GHQの占領政策が自賛されるのである。
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