担い手不足に直面する地域の伝統的な祭りを飛躍させたい。広島大学の4年生、片桐萌絵さん(21)はそんな思いを胸に、民俗芸能の専門コンサルティング企業「とらでぃっしゅ」を設立。地域と域外の人がともに祭りを支える仕組みを提案し、これまで10件超の案件を手掛けてきた。存続への危機感という原体験が行動へと駆り立てる。6月初旬。雨ににじんだ水田に、太鼓と笛の音がこだましていた。掛け声とともに、かすりの着物 ...